浅知恵ギャンブル狂『暁』タクシードライバーズ

タクシードライバーのお仕事について、逸話や情報など色々なお話しをお伝え致します。

自分には抵抗でしかない乗車前の方々

皆さんはサービス業であれば、利用者にはどんな事が(例外は当然ありますよ)あっても、提供側は我慢が必要と思いますか?

 

今回は自分が利用してもらう事に抵抗しか感じない人々についてお話しします。

 

まず乗せる前にもう乗せたくない、センター的には絶対NGで現認されればセンター違反取締りされますが、覚悟の上で目の前で『回送』にわざと変える場合もあります。

 

ではではそのタイプ①であります。

 

タバコをぱっかーーーーっと吸いながらタクシーを待っている、で手を上げて止まった瞬間にポイ捨て。自分は喫煙者でした、今は禁煙者(これは意識の問題でタバコをやめて7年ですが、こう思ってないとまた吸うと思ってるからです。禁煙者にゴールはないです、タバコやめたい方は相談に乗りますよ)なので余計にアンテナがピリピリしてます。当然利用者はそんな事意識してませんが、タバコのポイ捨て人間=モラル欠落人間→トラブル生産人間と図式が出来上がってしまいました。どんないい身なりをしてようが遠くに行きそうな雰囲気の人でも乗せません、乗せたくありません。自分はそれでかなり損をしているでしょう、でも自分が納得できない仕事を入口から垣間見えれば断ります。

 

 

同様にパリピ人間。タクシーが捕まり辛い日と時間があります、特に自分の営業区域は金曜日や祝前日の深夜帯などは特に空車が少ないです。そうなると路上に利用者が飛び出してタクシーが空車・回送・実車関係なく止めようとします。自分はこの飛び出しで何度危険な目にあったことか…はい、道交法で飛び出して来た人間を殺しても罪に問われないなら轢き殺してさしあげましょう、家族や恋人に逆恨みされようが飛び出して来た本人を責めてね。ってならないですからね…

 

飛び出さずにそっと手を上げてくれれば、そっと停車し目的地まで安心・安全に運行します。

 

危険なのであれば、その場所に近づかなければいいのでしょうが、仕事はしなければ生きていけないので(タクシー乗り場へ向かう為)通らざるを得ません。

 

乗車前の時点で乗せたくない心境になる人のお話しでした、こんな事を書いているとコイツはダメなドライバーだなぁと揶揄されても仕方ないですがね。

 

こんなドライバー心理も考えてみると、意外と捕まり辛い日のタクシーもすんなり利用できるかもしれませんよ。

 

またそのうちに、自分にとっての抵抗のある利用客についてお話しします。ではでは…

 

『心豊かに、心穏やかに』

 

個人タクシー

このお話をしてもいいか悩みます、悩むなら話さなければいいんでは?ん〜〜…話します。

 

皆さん消費税ってご存知ですよね?

 

お前馬鹿にしてんの?と言われそうですが、では消費税って売り上げいくらから発生するかご存知ですか?

 

売上高が1000万円以上の事業主に発生します。

 

自分のような法人タクシードライバーは、会社は当然1年間で1000万なんて余裕で売り上げてしまいます、なんなら4日くらいで達します。会社は当然納税しているので、きっちり消費税込みの金額を提示して営業しています。

 

ここで個人タクシーの闇が登場します…

 

何の気なしに手を上げて止まってくれた個人タクシー、そこに表記されている金額は、消費税込みの『初乗り420円』

 

自分が知っているドライバーは年の売上高1000万円を越えているドライバーは少ないです、少ないというか越えないように営業している人が多いです。だって999万円9999円で売上をやめてしまえば、およそ100万円近くの消費税を納めなくていい法律ですもん。でも表記価格は全て消費税込み…利用者からは消費税もらって納税せずにポッケにないない♫しめしめと薄ら笑い…

 

まぁそれ以外にも、どうにでもちょろまかせる事っていっぱいある、じゃお前も早く個人開業すればいいやんって言われそうですが、ここから先企業が納税している事業主以外にはタクシーチケットでの乗車はされないようになるようでして、自分は天秤に掛けています。そもそもオリンピック後の東京にも不安しかなく、身の振り方を考えさせられる事も多いのでどうですかねぇ、観光事業に特化できている大阪の方がタクシー業には未来があるかもしれません、東京なんて仕事はあっても観光地としては見るところ少ないですからね。(5000円越える金額50%OFFは改正してもらいたいですけど)

 

余計なことを喋るなと先輩からは言われるでしょうね、この事はくれぐれも内密に…

運転免許証

タクシーとは関係ないです、今日4月19日はあのいたたまれない凄惨な事故『池袋暴走事故』のあった日であります。

 

2019年ほど自動車事故や煽り運転等でニュースを賑わした1年は無かったのではないでしょうか?煽り運転し殴打して逃走、後日逮捕。それまでに至るところで煽り運転をしてりして、こういう時のSNSは絶大な力を働かせます。

 

さて、本題に戻ります。

 

皆さんは何気に運転免許証を持たれてませんか?自動車の免許であれば18歳になれば誰でも取得できますもんね。昨今は取得する人が少なくなってきたデータですが、それでも身分証代わりに取得してる人が多いです。

 

自分は車を扱って収入を得ている立場ですが、個人的に言いたい事があります。

 

免許証を取得できる人間をもっと精査し、狭き門にするべきだと‼︎

 

日本は自動車産業が、とてつもなく大きなウェートを占めています。よって免許証を取得できる環境もゆるいんだろうなと個人的に思っています。

 

個人的には、自動車の運転は『特殊技術』だと思ってます。『運動神経・反射神経・空間把握能力・視野範囲』この辺りは最低限人より優れてない限り免許は取得しない方が身の為です。自分が事故を起こさない為にも、相手の命を奪い取らない為にも…

 

精神鑑定も、もっとハードルを上げるべきです。煽ったりする人の精神ってよほど余裕がない人間がする事ではないでしょうか?

 

昼間はそうでもないのですが、深夜帯を走らせてると本当に煽られる事多いです。なぜか煽る車って似てくるんですよね、ゴミ収集車・ハイエース系ワンボックス・BMW ・レクサス何故でしょうか?後者2車種に関してはそれなりの収入あるから購入してるわけですよね?少しは心にゆとりないのですか?それともその車を購入する事で、日々仕事に追われて必死なんですか?(落ち着いて運転されてるこの車種を乗ってる方には風評被害で、申し訳ないですが本当に多いので上げさせて貰ってます。)

今日も車線変更に余裕のあるの確認し左車線へ、左車線走ってるレクサスが後ろから猛スピードで…車線変更した途端にクラクション鳴らしまくり、右から追い越したと思いきや急ブレーキ…もうアホかと、ドラレコで撮影されてるのでこのまま警察署に報告しようかと思いました。

 

後は老人ドライバーでしょうか、自分が運転できるといつまでも全身脊髄反射で運転出来ると思っているのでしょうか?

自分の好きなYouTuberが『全盛期はいつも未来』と言ってますが、運転技術に関しては、年々劣化していきます、視力や四肢の反応これは申し訳ないですが劣化は否めません。どうあがいても40越えたら日々劣化します、老眼がいい例だと思います。

定年を迎えた際に、自分を見つめ直す機会に免許証の維持も見つめなおしては如何ですか?家族が一度同乗して、本当に運転が大丈夫か判断してもらってはどうでしょう?昨今は移動に関わる乗り物は多岐に渡ります、買い物も宅配などのサービスを有効に使えると思います。地方にはさらにこのサービスを生かして産業を産むこともできるのではないでしょうか?タクシードライバーにも定年のようなものはありますが、この際運転試験などお飾り的なものではなく、本当の試験場で行うような実技試験を毎月実施導入するべきだと思ってます。

 

自分は交通事故で亡くした人はいません、知り合いにもいませんが、自動車を扱う職業としては事故がきっかけで亡くなったり、障害を受けたりするのはもうたくさんで聞きたくもありません。

 

今一度、自分が運転に向いている人間か?人から運転を勧められなければ、返納や取得をしない勇気も必要ではないでしょうか?

 

差し出がましいブログとなりましたが、このブログを読んで一つのきっかけになってもらえれば幸いです。

銀座乗車禁止地区

ちゃんと皆さん自粛されてますか?自分は仕事です、日々生きる為に以前と違う状況に悪戦苦闘しながらタクシーを続けております。一応乗車してもらえる方々の為に配慮はしております、マスク着用はもちろん車内換気や、アルコール除菌を洗車時にしてできる限り安心してもらえるように努めてます。

 

さて今日のお題です、東京タクシーセンターでは健全営業化の為にいくつか乗車禁止地区(時間指定している場所等あります)があります。

その代表格なのが『銀座』であります、文字で表すには限界があるので、初めて画像添付しようかと思います。

 

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見えてるでしょうか?

 

プレビュー見ても確認できないので、このまま続けます。

 

赤い枠で囲われている場所は、平日22時から25時(一般的には午前1時)まで指定された場所以外では乗れません。一緒懸命手を挙げてもらっても乗れません、乗せません。乗せてセンター員に見つかれば…見つけた瞬間に車両を取り囲み、乗務員の首を取ったゾォォォォと言わんばかりの状況であります。しかもこのセンター違反の点数が非常に厳しいです。

 

乗せません?何を言っとるんだ?タクシーは好きな場所で乗り降りできる移動手段だろ?

 

はい、仰る通りですが決められた事で自分達ドライバーにはどうしようにもありません。文句を言いたきゃ東京タクシーセンターへ…平日銀座乗車禁止地区にいてると、必ずと言っていいほど禁止地区の説明をさせられます。

 

まぁ中には素直に聞いてくれる人はいます、でも人の言うことを聞かない俺様利用者や酔うと何故か強気になる人は、まぁ自分達乗務員の言うこと聞きやしません。聞かなくてトラブルになった事もあります、その話はまたの機会に…

 

なぜこんなめんどくさいルールというか、運送約款が出来てしまったのかと言うとですね…

 

今もまだ現役でドライバーをしている老人達の影響であります。このジジィ共がヤンチャしすぎて、今の令和のこの時代まで制度が運用されております。

 

この制度が制定されたのが、昭和45年12月でした。それまでの銀座は好きにどこでも乗れました、店の前であろうが交差点・電通通りに中央通りまぁ好きに乗って構いません、本来のタクシー営業です。ところがです、このクソヤンチャなジジィ共は自分の収入の為ならなんでもやらかす、人としてお前ら…失礼。

当時の銀座タクシードライバーは『チップ』がなければ『ほぼ乗せない』そうです、例えば銀座から青山や赤坂などは『青千赤千』と言われ乗車料金に千円余分にチップを渡さないと乗せない等していたそうです。今の千円ではないです、当時の高度経済成長前の千円です。当時の大卒初任給は3万とかですよ?それをふんぞり返って寝たふりして、窓を少し空けて札を入れなきゃドアを開けないしかも自分が望む金額を何枚も投入させそれこそ『さらば伊藤博文‼︎やさらば聖徳太子‼︎』(※こみくずさんごめんなさい)状態です。

 

そりゃこんな状況が横行すればお上も黙ってはいないです、けしからんので制度を作ります。となりました、まぁこの制度が出来てもバブルの頃の『とんでもな』ドライバーはチップ荒稼ぎしてましたが…どんな絵図かは広末涼子さん主演の『バブルへGO‼︎』を観てもらえれば分かります。(自分広末さん大好きで、当時の大阪城公園ホールでのライブは全部行きました。)

 

この令和においても未だに昭和の制度を運用し続けなければならない事情は???ですが、おそらくいつまでも変わらないのでしょう、自分はもう変わらなければならない時代だと思ってますが、実はこのセンター違反で取り下げる為の講習というのがありまして初犯(確か過去3年に同様の違反がないも含むはずです)であれば、5000円の講習料を払えば済む…えぇセンターにとってはエライ収入です.ぼろ儲けです、さすがは天下り先ですわぁ…(心の声が漏れてますね)

 

はい、こんな銀座乗車禁止地区のお話しでした。知らない事ってその業種の人に教えてもらって初めて知ること多いと思います。自分もお客さんから聞かされて初めての事多いです、知るは一瞬の恥、知らぬはなんとやら…人の話を聞く事ってすごく大事だなと思わされる職業です。

 

それではまた次回のブログで、楽しかったですか?つまらない話ばかりで申し訳ないですが、こんなブログにお付き合い頂けると尻尾振って喜びます。

 

 

営業区域

自分達には営業区域というのがあります。

 

よく言う『ナワバリ』とは違います、まあナワバリなんてこの世界にはないんですけど、自分の会社近くに中央線の大きめの駅があります。そこから少し行くと警察hospitalがあるのですが、そこにtheクソナワバリ主タクシー…(性格と口の悪さを誰か修正して下さい)がいるのですが、まぁ仕切る仕切る…車はここまでとか、あと少し前に出せとか、難癖つけて偉そうに仕切る事が大好きな…そこの乗り場は自社が加盟している協同組合専用の乗り場なんですが、入構したドライバー全員から鼻で笑われております、どこにでもこう言う輩はいるのでしょうね、まぁそんな話はどうでもいいです。

 

本題です、自分は東京23区・武蔵野市三鷹市(以後営業区域と称させてもらいます)での営業であればどこでもお客様をお乗せして料金を頂けます。

 

え?なにそれ、じゃ調布市や多摩市とかは乗せれないの?厳密には乗せれません。逆を言えば三鷹市武蔵野市にほど近い、西東京市などに営業所のあるタクシードライバーはどこ走ってもお金を落としてくれる…ゲボォ‼︎ゴホッゴホッ‼︎失礼、1時間走ってれば確実に2〜3回はお乗りいただける自分達の営業区域での乗車は原則お乗せできません。

 

さっきから原則とか厳密にはとか、なんやねん?と気になりましたか?

 

実は営業区域外から営業区域外での乗車がNGなだけで、営業区域外から自分の営業区域内であれば乗車してもらっても問題ないのです。例えば、夜に銀座から立川市へ行きました(ヨッシャゴルァァァァ‼︎四社※後日説明 じゃなくてもロングはあるんじゃぁぁぁ‼︎ってロングを引っ張って来たらこんな内心のドライバーがほとんどです)、深夜帯の立川駅前もそれなりに賑わってます高速乗って営業区域に戻ろうとすると、繁華街界隈でまれに手が上がります。タクシーなんてどこの営業所なのか、お客さんは分からないしこの営業区域の事なんて知らない人がほとんどであります。

 

ここで、問題です。

 

ここで営業区域じゃないからそのまま乗車拒否しても構わない?それとも説明責任がある?さぁどちらでしょう?

 

はい、ちゃんと説明責任必要です。例え営業区域外のお客さんで、その方が営業区域外へ向かわれる方でも説明しないと後日タクシーセンターに通報されたら…最悪には事情聴取を受けに江東区南砂にある東京タクシーセンターへ行かなければなりません、またこの乗車拒否はペナルティの度合いが大きく優良事業者の取得が困難になりますし、個人タクシー申請前起算3年のルールにも大きく影響します。なので自分は説明だけはさせてもらいます、納得してもらえなければそのまま立ち去ります。

 

でもここで、「すいません、中央線の中野までなんですけど…」なんて言われたら(めしうまぁーーーーーーっ‼︎)となりお乗りいただけます、営業しても問題ありません。

 

後は無線での出来事しょうか、自分はよくテレビ局に勤めてる人を乗せる事が多いのですが、テレ朝から横須賀市へ(24,000円くらいこの時点でもうウハウハっ)帰りに都築パーキングで寝てました、そしたら無線機が鳴り出します予約配車(指定時間に迎えに行く指示)となり鎌倉市からテレ朝までと…2本で50,000近くになりました。

 

ようは入口と出口が同じであればって感覚です、極端な事を言えば天災で東京駅から新大阪駅への移動がタクシーしかなかった、で新大阪で降したら東京駅までとか。運送約款上では可能ですが、1日辺りの稼働時間が大幅に超過してしまうのでNGでしょうけどね。こんな事も知ってる人は少ないでしょうね。

 

今回もお付き合い頂きありがとうございました。

 

ではまた次回

 

次は東京タクシーセンターにおける乗車禁止場所(銀座)についてでもお話しします。

初めての警察沙汰

自分が経験したお話しを皆さんご期待されてるでしょうし、一つさせてもらいましょうか。よく覚えてるなぁと、ネタだろ?おそらくツッこまれるでしょうが、初めての事だったので鮮明に覚えてます。

 

まだ駆け出しの頃です、曜日も忘れましたが2時位ですかね(自分たちは30時間制で時間を呼ぶので26時)暇だったので歌舞伎町にある職安通りと呼ばれる少し大きめの通りがあります。今は変わりましたが、当時はサンクスがありましてそこに並びで通称『ツケ待ち』をしておりました。

 

ようやく自分が先頭になりました、もう見るからに酔っ払ってます。スキンヘッドでメガネに偉そうなタイプ(見た目で判断は良くないが、10年経験してるとほぼタイプは当たります)、まぁ選べる立場ではない断ることは致しません。

 

ちなみにここらが先のブログにおいて…

トラブル相手は相手と称します。

お客さんはお客と称します。

使い分けさせてもらいます。

 

自分:ありがとうございます、どちらまで?

 

相手:あぁ、あれだよ大久保のやらせてくれるとこ行けよ‼︎

 

自分:えぇーっと、すいませんがそれだけでは分からないから案内するなりしてもらえま…話遮断

 

相手:あぁ?そんな事もわかんねぇのかよ‼︎

 

ともう入り口からアホ全開

 

自分:自分は風俗案内人でもないし、ましてや違法な売春婦を案内するつもりでこの仕事してませんから、乗車利用されたいのであれば目的地まできっちりご説明頂けますか?

 

相手:偉そうな奴だな、テメェどこのもんだ‼︎

 

自分:そこの乗務員証にある通り、○○会社の○○と申しますが?

 

相手:とりあえず出せや‼︎

 

自分:出せと言われても、タクシーは請負業でして目的地までキッチリと伝えて頂かないと進行出来ませんが?(自分も煽り気味なのは問題ですけどね、ただのっけから攻撃的な人にはあからさまに煽ります戦いを楽しみます)相手もイライラしてピークに達してきました。

 

相手:テメェ、ぶん殴るぞ! 

 

自分:(はい、待ってましたぁ😁)えっ?脅迫ですか?怖いですねぇ、わかりました車走らせます → 大久保方面へ向かうフリしてそのまま新宿3丁目にある交番へlet's go👍

 

相手:おい、テメェどこ向かうんだ‼︎

 

自分:いやぁ脅されたので今から交番へ向かってまぁーーす😊

 

相手:ふざけるな‼︎降ろせ‼︎(ドアガチャガチャ‼︎残念チャイルドロックで開きませーーーん)

 

さて、交番到着

 

自分:すいませんお巡りさん、この人に脅されて困ってるんです。

 

ドアを開けて警察官と三者面談そして一連の流れをお巡りさんにドキューンな相手さんの前で説明するとなんか偉そうに講釈垂れ出しました。

 

自分:営業妨害と脅迫で被害届出していいですか?

 

そう言ったらなんと!相手がいきなり財布で自分の頭をバチコーーーン‼︎さすがにお巡りさん迅速です、羽交い締めにして暴行の現行犯逮捕

 

そして旧四谷警察署に自分含めて、調書作成で朝方8時位まで居ました。お金取れるのですが、被害届出してお金よりプライドが大事なので示談には応じませんと伝えました。(まぁ最終会社が示談に応じろと言われたので15万ほど頂いてます)

 

とまぁ、駆け出しの頃の初警察沙汰がこんな感じでした。どうですか?こんな経験ドライバーはそれなりにしてる人結構いるんですよ、それではまた次のブログで。

 

Twitterにコメント貰えると尻尾振って喜ぶとタイプです

 

個人タクシー開業への道のり

こんなブログへようこそおいで頂きました、ありがとうございます。

 

今回は個人タクシー開業への道のりをお話致します。皆さん個人タクシーになるのにかなりの年月が必要と知っていましたか?前回のブログでお話しした、資格取得してしまえばその日から開業できるものではないのです。駅に付けてるボロボロのタクシーに、ハゲてて歯のない見るからに不衛生なタクシードライバー…失礼、言葉を慎まなければなりませんな。暇そうに駅で大口開けて寝てる、タバコ片手にぱっかぁ〜っと煙り吐き出してるモラルのかけらもない…失礼しました(そんなタクシードライバー達ばかりではなく、きっちりした身なりの方々多いですからね)、個人タクシードライバーってかなりの苦労を要して開業されてます。では必要な条件をお話ししましょう。

 

1 一般乗用旅客自動車運送事業の許可

これは新規か譲渡(既存の個人タクシードライバーから)のどちらかとされてますが、現状では譲渡しか道はありません。そして、法令試験と地理試験を合格する必要があります、法令試験は協会での勉強会でなんとかなります。地理試験(法人で受験する地理試験の何十倍も難しいです)もかなりの難問ですが合格できる人は合格してますが、とあるノルマ(5年無事故無違反もしくは、申請前の会社に15年の在籍があれば3年無事故無違反)をクリアすれば免除となるので、このノルマクリアをして申請する人が大多数です

 

2 申請日時点で65歳未満

これは説明不要、国交相が指定してるので文句言えません。ちなみに諸条件はありますが定年は75歳となっております(75歳越えても事業継続できる条件の方々もおられますが、取得年によって分かれます)

 

3 有効な第2種(普通か大型)免許を持っている

こんなん当たり前、法人でデビューしてる為に申請しようとしてる人間誰もが取得しとります。

 

4 10年以上のタクシー等の運転経歴がある

期間を要すると言ったのはここです、最低10年はタクシードライバーとして勤務してなければならないのです。途中期間を空けてたらリセットされるようです(ようですと言うのは自分の先輩に聞いたからです)

 

5 無事故無違反・センター違反もなし

道路交通法に申請日より起算して、最低3年以上違反がない(軽微な違反1点であれば問題なし)、これが本当に難しいです。ゴールド免許持ってる方はそうか?とお思いでしょうが、自分たち乗務員は毎日運転しております100%道交法を守って運転してるドライバーはいないと言い切れます、お客が急いでいるっぽいなぁ黄色から赤に信号変わっちゃった → その先におまわり → ピピーーッ!運転手さん急いでた?(コイツなめてんのか?小馬鹿にしたような口調でシバキ…あぁ人間性疑われるだろうな)信号無視で違反取締りしますからね。これで開業前に全てがおじゃんになった乗務員何人も知ってます、顔面蒼白です。譲渡する人に渡すお金(およそ200万、このお金についても後でお話しします。無理のない事業計画も申請項目に含まれるので大事なお話しに繋がります)やその人が新たに譲渡できる人材を探してもらわなければならないとか、もうあれこれ頭の中でグルグル回り出すでしょう。

 

6 事業所や駐車場を用意できる

これは営業区域内に必要となります、例えば自分なら23区・武三地区なのでそのどこかに住所(住民票住所)と駐車場が必要となります。

7 無理のない事業計画

これは自分が知っている協会(東京都個人タクシー協会)での聞いた話です、譲渡するまでに用意したお金を新たに口座開設した預金に入れます(だいたい200万)、そのお金に関しては一切一円たりとも譲渡完了するまで引き出しは許されないそうです。例えば譲渡までに数ヶ月必要になる時があるそうです、その時に違反や事故等起こしたくないのでほとんどの乗務員は休業してます、生活費が底を付く恐れがあります、どうしても振り込まなければならないのでこのお金で振込や引き落としをしてしまったら…協会から生活にゆとりがなく、事業計画に余裕がないようだと思われ、譲渡許可は二度と降りないそうです。怖いです、めちゃくちゃ怖いです。譲渡にかかる期間は譲渡してくれる個人事業主にも問題があるので、譲渡する気があるのであれば早々にしてもらいたいものです。ってかはよ譲渡金貰えるねんから、さっさとしたれよっ‼︎…言葉を慎みましょう、言葉は刃物ぞ…

 

こんな感じで全てをクリアしたらようやく開業であります、どうですか?結構な条件ではないでしょうか?関心してもらえたら幸いです。そしていずれ個人タクシー事業主の闇についても話す機会あると思います。ではまた次のブログで‼︎

 

ところで、読んで楽しい?読みづらいとか意見あればどしどし言ってください。